調布市の内科・アレルギー科・呼吸器科・咳専門外来の「くにさわクリニック」

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先生の診療日記~実際の治療例~

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先生の診療日記~実際の治療例~

当院でのある日を起点にした新規患者さまの診療日記をご紹介します。
ひと言で“咳”と言っても、さまざまな症状がございます。患者さまお一人お一人の症状に合わせて、咳ゼロを目指して、日々の治療を進めております。

Case.01 : 40代女性

患者さまの状況
当院受診の1ヶ月前から咳が続いていた。
受診2週間前に発熱があったので、他クリニックで受診し、抗生剤(ジスロマック)を処方された。処方薬によって熱は下がったものの咳は治らず。
受診3日前から倦怠感や起床後に黄色の痰が出るようになった。

12月某日、当院に来院。
診察
・胸部の呼吸音は正常
・胸部のレントゲンを撮ったが異常なし
診断
マイコプラズマ感染症もしくは副鼻腔炎による咳
抗ヒスタミン薬、点鼻薬、抗生剤(クラリス400mg/日)を処方。

1週間後の来院時には、咳と痰が初診時の4割に減った。
最終診断
副鼻腔炎

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Case.02 : 30代男性

患者さまの状況
10月20日に発熱、黄色の痰が出るようになった。
その後、次第に咳が出るようになり、息切れも起こり、右の胸に痛みを感じるようになった。
11月6日に近隣のクリニックに診てもらい、抗生剤(ジェニナック200mg)、オノン、スピロペントを処方され、服薬していたが、症状が良くならなかった。
12月某日、当院に来院。
診察
・胸部の呼吸音は正常
・胸部のレントゲンを撮ったが異常なし
気管支拡張薬を吸引していただき、その前後でモストグラムを用いて、呼吸抵抗を測定し、呼吸抵抗が19.1%改善したことを確認した。
診断
気管支喘息
吸入ステロイド薬を開始。

約10日後に再来院。
患者さまの状況
呼吸困難の症状はなくなっており、咳の状態は、初診時の3割に減った。
右頬部の痛みはなし。
痰は、初診時の7割まで減ったが、症状としては残っていた。
診断
気管支喘息に副鼻腔炎の合併症
患者さまの状況
抗ヒスタミン薬とクラリス少量持続療法を追加したところ、痰も改善した。
最終診断
気管支喘息+副鼻腔炎、後鼻漏

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Case.03 : 20代女性

患者さまの状況
咳の症状は無くなっていたが、来院1週間前から運動時にむせる症状がでていた。その際に息切れも生じていた。

12月某日、当院に来院。
診察
・胸部の呼吸音は正常
・胸部のレントゲンを撮ったが異常なし

気管支拡張薬を吸引していただき、その前後でモストグラムを用いて、呼吸抵抗を測定し、呼吸抵抗が15.9%改善したことを確認した。
診断
咳喘息
吸入ステロイド薬を開始。

来院から16日後に再来院。
患者さまの状況
運動時にむせる症状は無くなったが、起床時に痰がからんで気になるとのこと。
診断
咳喘息に後鼻漏の合併
抗ヒスタミン薬と点鼻薬を開始。
患者さまの状況
開始して3日後には起床時の痰がらみが改善し始めたとのこと。
最終診断
咳喘息+後鼻漏

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Case.04 : 70代女性

患者さまの状況
1年2ヶ月ほど前から咳の症状が現れて、咳が1ヶ月続いた。
2ヶ月ほど前に咳のほか、運動時呼吸困難になる症状が出たので、大学病院で診てもらったところ、吸入ステロイドを処方された。処方薬により咳症状は初診時の5割程度までよくなったが、声がかすれる症状が出て気になっていた。

12月某日、当院近くに住む友人に勧められて、隣の市から当院に来院。
診察
・胸部の呼吸音は正常
・胸部のレントゲンを撮ったが異常なし

気管支拡張薬を吸引していただき、その前後でモストグラムを用いて、呼吸抵抗を測定し、呼吸抵抗が21.8%改善したことを確認した。
診断
気管支喘息
大学病院で処方されたものとは別の吸入ステロイド薬を開始したところ、体を動かしている時の息切れ症状は改善した。咳と声がかすれる症状は初診時の5割程度まで改善した。

12月下旬、来院2週間後に再来院。
診察
黄色い痰が出る症状を確認。
診断
気管支喘息+副鼻腔炎
抗生剤(クラリス)と点鼻薬を開始。

それから2週間後に再来院。
患者さまの状況
咳なし、痰なし。声のかすれは初診時の4割程度まで改善していた。
最終診断
気管支喘息+副鼻腔炎

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Case.05 : 50代女性

患者さまの状況
受診1日前に頻尿と排尿時に痛みがあるとのことで翌日当院に来院。
診察
・尿検査にて白血球2+、潜血3+の結果
・背部叩打痛はなし
診断
急性膀胱炎
最終診断
急性膀胱炎

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Case.06 : 90代男性

患者さまの状況
来院3週間前に37.5°の発熱に加え、咳、黄色い痰が出た。
来院5日前に患者さまのご自宅近くの病院に診てもらったところ、感冒と診断されたが、症状が改善しなかった。

12月某日、当院に来院。
診察
・胸部のレントゲンで右下肺野に肺炎像と胸水を確認

ペニシリン系抗生剤を開始。
患者さまの状況
来院2日後の朝には解熱。
来院1週間後に再来院した際には、咳がなくなり、胸部レントゲンでも肺炎・胸水は改善傾向になっていた。
最終診断
右肺炎、胸膜炎

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Case.07 : 40代女性

患者さまの状況
来院約1ヶ月前に検診を受けたところ、右中肺野に異常があると言われた。
来院2週間前から黄色い鼻水に痰が出るようになり、来院2日前からは咳も出るようになった。

12月某日、当院に来院。
診察
・胸部の呼吸音は正常
・胸部のレントゲンを撮ったところ右中肺野に浸潤影があることを確認
・近くの病院に胸部CTの撮影を依頼、その結果、右下葉に気管支拡張症を確認。ただし、明らかに炎症があるというところは見当たらなかった
診断
咳の主な原因は副鼻腔炎、後鼻漏
抗ヒスタミン薬、ペニシリン系抗生剤、点鼻薬を開始。

12月中旬、来院2週間後に再来院。
患者さまの状況
咳はなくなり、鼻水も改善、黄色い痰もほとんどなくなり、少しだけ出る程度までに症状が改善していた。
最終診断
副鼻腔炎、気管支拡張症

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Case.08 : 60代男性

患者さまの状況
来院1ヶ月前から早朝と深夜を中心に発熱と咳が出ていた。
来院3週間前に他クリニックAで見てもらい、抗生剤(クラビット500mg/日)と麦門冬湯
を処方され、服用していた。解熱はしたものの咳の症状は改善しなかった。

Aクリニックで診てもらった1週間後(来院2週間前)に他クリニックBで診てもらい、抗生剤(クラリス400mg/日)を処方され、服用していたが、咳の症状は改善しなかった。

12月某日、当院に来院。
診察
・胸部の呼吸音は正常
・胸部のレントゲンを撮ったが異常なし

気管支拡張薬を吸引していただき、その前後でモストグラムを用いて、呼吸抵抗を測定し、呼吸抵抗が30.9%増加したことを確認したが、気管支拡張薬を吸引していただいた後に咳の改善が見られた。
診断
咳喘息
吸入ステロイドを開始。

来院1週間後に再診
患者さまの状況
昼間の咳は、前回受診時の8割に減った。深夜の咳は1割ほどに改善した。
声枯れと痰のからみが続いているとの事だった。
診断
咳喘息+後鼻漏
抗ヒスタミン薬を追加。

さらに2週間後に再来院。
患者さまの状況
深夜の咳はなくなり、昼間の咳は初診時の6割に減った。
それでも、黄色い痰が出るとのこと。
診断
咳喘息+後鼻漏+副鼻腔炎
抗生剤(クラリス)を少量持続両方を開始。

それから3週間後に再来院。
患者さまの状況
昼間の咳は初診時の1割にまで減り、良くなっていた。
最終診断
咳喘息+副鼻腔炎

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Case.09 : 50代女性

患者さまの状況
来院1ヶ月前に咽頭痛を感じたので、すぐに近隣のクリニックにかかり、抗生剤(ジスロマック)を処方された。
薬の服用により、咽頭痛は改善したものの、3週間後からまた咽頭痛が始まり、同時に鼻水も出るようになった。
さらに1週間後、深夜を中心に咳が出るようになり、黄色い痰もでていた。

12月某日、当院に来院。
診察
・胸部の呼吸音は正常
・胸部のレントゲンを撮ったが異常なし

気管支拡張薬を吸引していただき、その前後でモストグラムを用いて、呼吸抵抗を測定し、呼吸抵抗が18.1%改善したことを確認した。
診断
気管支喘息、副鼻腔炎
吸入ステロイド薬を開始。

その後、1ヶ月以内の来院は無し。
最終診断
気管支喘息、副鼻腔炎

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Case.10 : 40代男性

患者さまの状況
来院5週間前から早朝と深夜を中心に、咽頭痛を感じ、微熱と咳が続いた。
来院2週間前に他クリニックAで診てもらい、抗生剤(フロモックス)を処方され、服用していたところ咳の症状は少し改善したとのこと。
さらに1週間後(来院1週間前)に他クリニックBでも診てもらい、抗生剤(クラリス)を処方され、服用していたが、症状は改善しなかった。

12月某日、当院に来院。
診察
・胸部の呼吸音は正常
・胸部のレントゲンを撮ったが異常なし
・気管支拡張薬を吸入するも咳の改善なし
診断
副鼻腔炎
抗ヒスタミン薬、ペニシリン系抗生剤、点鼻薬 を開始。 1週間後に再来院。
患者さまの状況
咳など(咽頭痛・微熱)の症状は、初診時の2割ほどに減った。
最終診断
副鼻腔炎

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Case.11 : 11歳女性

患者さまの状況
来院1週間前から咽頭痛を感じ、38度の発熱。
熱は下がったものの、来院5日前からは早朝を中心に咳が出始め、同時に黄色い痰や鼻水もあった。

12月初日、当院に来院。
診察
・胸部の呼吸音で両肺野でゼーゼー音がするのを確認
・胸部のレントゲンを撮ったが異常なし
診断
気管支喘息および副鼻腔炎
吸入ステロイド、抗ヒスタミン薬、ペニシリン系抗生剤を処方。

その後の1ヶ月で来院無し。
最終診断
気管支喘息および副鼻腔炎

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Case.12 : 40代女性

患者さまの状況
来院6日前に咽頭痛を感じる。
翌日、耳鼻咽頭科に診てもらい、セフェム系抗生剤を処方され、服用していた。
しかし、その2日後から起床時と深夜を中心に咳と黄色い痰が出るようになった。

12月某日、当院に来院
診察
・胸部の呼吸音は正常
・胸部のレントゲンを撮ったが異常なし
診断
副鼻腔炎による咳
抗ヒスタミン薬、ペニシリン系抗生剤、点鼻薬を開始。

来院1週間後に再来院。
患者さまの状況
咳の改善はなかったが、黄色い痰は初診時の6割に減っていた。
診察
気管支拡張薬を吸引していただき、その前後でモストグラムを用いて、呼吸抵抗を測定し、呼吸抵抗が5.1%増加したことを確認した。
気管支拡張薬の吸入で自覚症状の改善がなかったので、喘息の可能性は低いと診断。
副鼻腔炎の治療強化のため、ニューキノロン系抗生剤を開始。

さらに1週間後に再来院。
患者さまの状況
咳は初診時の4割まで減って、痰は透明になった。
最終診断
副鼻腔炎

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12月初日の新たな患者さまの診断内容

  • 副鼻腔炎が咳の主原因の患者さま4名
  • 気管支喘息および咳喘息が咳の主原因の患者さま6名
  • その他2名

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